豆知識


 髪情報(平均値)

○全身の体毛の量 約140万本   ○毛髪の量 約10万本   ○ひげの量 約3万本   ○毛髪の太さ 0.06〜0.15ミリ
○ヘアーサイクル(毛周期) 男性 3〜5年 女性 4〜6年   ○毛髪一日の脱毛本数 50〜80本
○毛髪の一日の成長 0.03〜0.04ミリ ⇒ 一ヶ月は 0.04×30日 で1.2センチの成長   ○ひげ一日の成長 0.4ミリ   ○毛髪のPH(ペーハー:水素イオン濃度) PH4.5〜6.5 弱酸性   ○毛髪の強度(太さに比例) 150g   ○毛髪の伸度(太さに比例) 50%   ○毛髪の水分量 13%   ○毛髪の最大吸水量 35%


 髪の毛の一生

人間の頭髪は生えてから同じものが一生伸び続けるのではなく、一定期間成長した後に自然に抜けます。この生え変わりの現象をヘアサイクルと言い、年齢・性別などによって多少違います。平均すると約5年の成長期を持っています。通常1日に50本から80本ぐらいは必ず抜け、抜けた本数だけ生えてくるので、はげることはありません。しかし、このバランスが崩れ生えてくる本数が少なくなると薄毛・はげになります


Q) 抜け毛がひどいのですが、シャンプーは控えたほうがいいですか?

A) 抜け毛の理由にもよりますが、ほとんどの場合「脂漏性」の脱毛が多く、毛穴に老廃物がたまって抜けるパターンが多いようです。したがってシャンプーを控えるどころか毎日頭皮を清潔に洗ってあげましょう。シャンプーを控えても抜けるものは必ず抜け落ちてしまいます。


Q) 育毛剤・養毛剤って効果はあるの?

A) ズバリ言って効果はあります。個人差はありますが、各メーカーとも膨大な研究費を費やしていますので効果のないものは発売いたしません。ただし「発毛」に関しては何とも言えないのが現状でしょう。パッケージに「発毛促進剤」と書かれているのもそのためでしょう。


Q) 帽子やヘルメットをかぶるとハゲやすいって本当?

A) 帽子をかぶったからハゲるのではなく、かぶって汗をかいたりして不潔になった状態をそのままにしておくと脱毛の原因になります。寒いときなどは血行が悪くなるので、逆に帽子をかぶるほうがいいくらいです。


Q) 脱毛予防はどうすればいいの?

A) 1. 毛穴に溜まった皮脂を除去し清潔に   ⇒   クレンジングしてください
   
2. 毛髪や頭皮の洗浄で清潔に        ⇒   シャンプーしてください
   
3. 消毒及び血行促進・栄養分の補給    ⇒   育毛トニック&マッサージしてください


Q) 円形脱毛ってどうしてなるの?

A) 極度の緊張の繰り返しやストレスによる「自律神経失調症」の一種が原因です。毛細血管の血行が悪くなったり、血液の供給が一時的・部分的に止まり毛髪を作り出せなくなるため、抜け落ちるのです。これを治すには、ストレスを解消することが必要です。でも現代社会の厳しさを思うとなかなかね〜。



毛髪によい食事
たんぱく質 動物性たんぱく 肉 卵 魚
植物性たんぱく 大豆 納豆 豆腐
ビタミン ビタミンA ニンジン レバー うなぎ
ビタミンB2 小松菜 ホウレン草
ミネラル 亜鉛 かき レバー
セレン いわし わかさぎ
ヨウ素 昆布 わかめ
ケイ素 穀類 豆類



Q)
 どんなシャンプーを使えばいいですか?

A) 毛髪の水素イオン濃度(PH)は4.5〜5.5の弱酸性です。これが過度にアルカリに傾くとキューティクルが開き、毛髪内部にある必要なタンパク質が流れてしまいます。また酸性に傾きすぎても収斂作用により毛髪が砕けてしまいます。したがって弱酸性シャンプーがおすすめです。あとは髪のダメージに合わせたり、フケやかゆみがあればそれを抑えるものなど商品説明を基に選んでください。ただし使用中に何かトラブルが出れば、すぐに使用を止め医師(皮膚科)に相談して下さい。


 シャンプーは毎日してもいいですか?

A) はい!頭皮を覆う皮脂膜は一回のシャンプーにつき一日で元に戻るので毎日シャンプーしてもかまいません。汗をかいたり整髪料をつけたままにしていると脱毛や炎症など、頭皮のトラブルの原因になります。絶えず清潔にするよう心がけましょう。ただし乾燥肌の方やトニックシャンプーをお使いの方は少し間を空けた方がよいでしょう。


Q) リンスって何? しなくてはいけないの?

A) リンスとは元々「すすぐ」という意味なのですが、今ではリンス剤をそのものを表現しています。シャンプー後の髪の毛はアルカリに傾きキューティクルが開いた状態になっています。これをほっておくと毛髪も痛んでしまうので、リンス剤をつけて弱酸性にもどす必要があるのです。ちなみにレモンやお酢などでも弱酸性なのでリンス剤の代わりとして使うことが出来ます。ちょっとお酢臭い人になっちゃいますけど・・・。


Q) リンス、コンディショナー、トリートメントってどう違うの?

A) リンスは髪の毛のキューティクルを整え、コーティングします。トリートメントは栄養分を髪の中に与えてくれます。トリートメントという言葉には「治療」という意味もあるのです。パーマやカラーなどで髪の毛が痛んでいる方はトリートメントを使うことをおすすめします。コンディショナーはリンス剤とトリートメント剤の中間的存在と思えばいいでしょう。



Q) シャンプー後は濡れたままでも大丈夫?

A) いいえ。ドライヤーで乾かしてください。日本の水道水の平均値はPH7.8の弱アルカリ性です。髪の毛が安定するのはPH4.5〜5.5の弱酸性です。という事は水に濡れるだけでキューティクルが開き毛髪内部の栄養が抜け出し、毛が膨らみ柔らかくなり痛みやすい状態になってしまいます。硬いフランスパンでも濡らすと柔らかく、もろくなってしまうのと同じですね。水分をとばして硬いフランスパンに戻してあげてください。最初は温風で水分をとばし、その後冷風で引き締めるとグッドですね。


 How to シャンプー

お湯で髪を濡らします。
      いきなりシャンプー剤をつけるより泡立ちがよく、髪を傷めずチリやほこりなどの汚れなら落とせます。
シャンプー剤で頭皮を洗う。
      髪の毛を洗うというよりマッサージを兼ねて頭皮をすみからすみまでしっかり洗ってください。汚れている時は二度洗いましょう。
しっかり流す。
      シャンプー剤が残っていると髪を傷めたり肌荒れ・脱毛の原因になります。
リンスorトリートメント
      髪の毛を守るため、頭皮ではなく髪の毛につけてください。トリートメントは高温多湿状態で少し時間をおけばなお効果が上がります。
軽く流す
      残りすぎてもいけませんが、髪の毛を守るためほどほどに流せばOK!
タオルドライ&ドライヤー
濡れたままでは髪の毛を傷めます。乾かしてください。まず温風で水分をとばして、つづいて冷風で髪の毛を引き締めてください。なおドライヤーのあてすぎもいけませんので注意してください。



Q) 枝毛・切れ毛などダメージはどうして起こるの?

A) ドライヤーのあて過ぎ・ブラッシング・帽子やヘルメットでこすれて等、外的圧力によるものと、シャンプー後リンスをせずほおって置くとキューティクルが開いたままで、そこから裂けてきて枝毛となります。それにプールなどでの薬品・パーマやカラーなど。一度裂けると完全修復は困難ですから日々のお手入れを怠らないようにしましょう。


Q) 強い日差しで髪が痛むって本当?

A) はい!日光の中の紫外線が髪を傷める犯人です。最近は環境破壊が原因で紫外線の量が増えつつあります。この紫外線はタンパク質変性を起こす要素を持っていて毛髪を作っているケラチンタンパクを破壊します。紫外線を浴びそうな時は紫外線対策用のスタイリング剤をつけたりトリートメントで栄養を補ってあげる必要がありますね。帽子をかぶるのもよいでしょう。また皮膚にも影響があり皮膚ガンをおこす可能性もあり注意が必要です。とはいえ悪いことばかりではなくビタミンDを生成しカルシウムを体内(骨など)に吸収しやすくする効果もあるようです。


Q) くせ毛が気になるのですが直らないですか?

A) くせ毛も白髪や薄毛と同じで遺伝的要因なので、残念ながらほとんど直りません。また頭皮から毛が生えてくる時いがんで生えてくるので曲がったままの毛になってしまいます。毛根も影響しているようですね。14・15歳の成長期に体質が変わると同時に毛髪がくせ毛から直毛へ、直毛からくせ毛へと変わることはありますが、それ以外あまり大きな変化はありません。くせ毛の方はそのきつ差に合わせて少し短めにカットされるのが一番おさまりがいいようです。逆転の発想でくせ毛のハネを活かして外ハネスタイルにするのも一案ですね。ストレートの人はくせ毛の人がうらやましいようですので、無いものねだり的な感じもありますね。



 白髪は本当は無色透明

白髪は白いから白髪といいます。「あたり前やろ!」とつっ込みたくなります。でも本当は無色透明なのです。「ゲゲッ なにゆ〜とんねん!」と、またつっ込みたくなります。小学生の時、科学の時間に「プリズム」というのを習ったと思いますがまさにそれです。いわゆる「光の屈折」によって起こる色の変化です。毛は毛根から出てきて光を通す事でプリズム=光の屈折により白に見えているだけなのです。まっ、人間にとって白に見えているから白髪でいいんですがね。でも透明のまま出てくればそれはそれでおもしろいでしょうね。少しの白髪で悩んでいる方は問題解決!ほとんどが白髪の方は全部透けて見えて・・・えらいこっちゃ〜。


Q) なぜ白髪になるの?

A) 毛が生えてくる時、毛根にある色素細胞が活動を停止、もしくは休止した時、毛にメラニン色素を入れなくなるので透明のまま出てくるというわけです。色素細胞の活動休・停止の原因については、加齢・遺伝・ストレス・病気などによる血行障害で毛根に栄養がいかなくなるなどさまざまですが、本当のところ分かっていない部分が多々あります。また活動を一時休止していた場合は、活動再開により黒髪に戻ることもあり、一本の毛の中に先は黒、中間は白、根元は黒髪という事もありえるのです。現時点で分かっている対処法としては、ビタミンA,ミネラル等の栄養をきちんと取り、ストレスのない規則正しい生活をすることが基本でしょうか。ただ加齢や遺伝に関しては自然のままを受け入れ、うまく付き合うのがいいのではないでしょうか。


Q) セットが上手く出来ないのですが、どうしたらいいですか?

A) まず髪の毛がどうしたら形づくのか、ということですが、髪の毛は濡れている時は形が崩れ、乾くと固まります。これを「水素結合」といい、シャンプーなどの後にドライヤーで乾かしてブローをするのはこの水素結合をさせているわけです。で、セットで大切なことは結合する瞬間、ようは水分が飛んだ瞬間に形づくということです。ですから水でボトボトでもセットは出来ませんし、カラカラでも出来ません。ほんのり湿ったくらいから始めるのがよいでしょう。まず毛束をブラシか手でとり、作りたい形を作ります。この時、毛束にしっかりテンション(弾力やつっぱり)が掛かっている事が必要です。そのまま手を動かさずにドライヤーの温風をあて乾かして熱がとぶまで手を放しません。3秒から5秒くらいでしょうか。水分がとんでからゆっくり手を放します。これでワンブロック完成!これを各部分繰り返してスタイルを作っていきます。確かに簡単には出来ないかも分かりませんが、何の知識もなく適当な事をするより、知識を持って意識してする方が成功する可能性は高いのでがんばってトライして下さい。


Q) 毛を立たせたいのですが、どうしたらいいですか?

A) 草や木が立っていれるのは根っこがしっかりしているからです。髪の毛も根元が肝心!根元を固める意識を持ちましょう。そして人の頭には必ず「毛流」といわれる、毛の根元の生え方の向きがあります。それらの集合体が流れとなって「毛流」を作っています。ほとんどの方が渦からだいたい放射状に流れています。毛を立たせるにはこの毛流に逆らう事が必要です。毛流に逆らってドライヤーを毛の根元に当てましょう。もちろん上記Q&Aに述べたことをふまえてお願いします。前髪や天頂部はオールバックを作る気持ちで前から後ろへ。両サイドやバックは下から上へひっぱり上げながら乾かします。一通り出来たらハード系のWAXやスプレーなどでしっかり固めましょう。なお髪の長さは短い方が立たせやすいので長すぎる場合はカットするか、プロにおまかせした方がいいでしょう。


Q) トニックとリキッドの違いは?

A) トニックとは地肌に付けるもので主成分がアルコールになります。付ける事で消毒効果や血行促進効果がありフケ・かゆみ・脱毛予防に効果があります。健康維持のため是非付ける事をおすすめします。育毛・養毛剤もそのたぐいです。リキッドとは髪の毛に付ける物で、その主成分は油になり一般的に整髪料(スタイリング剤)と呼ばれるものです。その他にスタイリング剤の種類として、チック ポマード ムース ジェル ディップローション ヘアークリーム スプレー ミスト ワックス・・・などがあります。

Q) スタイリング剤の付け方で注意すべきことはなんですか?

A) スタイリング剤の種類やヘアースタイルによっても様々ですが、手のひらでよくのばしまんべんなく付けましょう。又、地肌にはあまり付けず、髪の毛に付けてください。地肌に付いてもいいのですが、長い間放っておくと不潔になりフケ、かゆみ、脱毛の原因になってしまいます。ですから付けたまま寝たりせずシャンプーできれいに洗い流してからお休みください。なかには「朝のセットが楽だから」と寝る前にわざわざ付けて寝られる方もおられる様ですが大きな間違いです。健康な頭皮を守る事の方が重要ですから。


 カラーの種類と特徴

まず大きく分類すれば「一時染毛剤」「半永久染毛剤」「永久染毛剤」に分かれます。「一時染毛剤」はカラースプレーなど、一時的に色を付けているものでシャンプーで落ちてしまうもの。「半永久染毛剤」は髪の毛の表面に定着するもので色持ちは約一ヶ月くらいでしょうか。マニキュアがそれです。「永久染毛剤」は髪の中まで染める薬剤でファッションカラーや白髪染めなどがそうです。

     種類            しくみ カラーバリエーション     色持ち ダメージ
 
 ル
 カ
 リ
 カ
 ラ
 |
ファッションカラー
 (おしゃれ染め)
毛髪内部のメラニン色素を破壊して(脱色)そこへ染料が入り込み発色      多い  明度によっても異なるが一番良い  中〜大
   ブリーチ
  (脱色・脱染)
毛髪内部のメラニン色素や先に染めた染料を壊すだけで、明るくする      なし  あまり変わらない   大
  グレイカラー
  (白髪染め)
毛髪内部のメラニン色素を破壊して(脱色)そこへ染料が入り込み発色 真っ黒からほんのり明るくまで   少し褪色する   中
 
 
 カ
 ラ
 |
  マニキュア マイナスイオンを持った染料が毛髪のプラスイオンと結合し髪の表面に定着する      多い   約一ヶ月   なし
 弱酸性ヘアカラー
 (酸性染毛料)
毛髪内部のメラニン色素を破壊して(脱色)そこへ染料が入り込み発色
しかしアルカリカラーほどPHを上げず、酸性レベルで染毛、発色
真っ黒からほんのり明るくまで   少し褪色する   


Q) 自分で染めたら色むらが出てひどいスタイルに・・・どうして?

A)
 色の発色で重要なことは温度・時間・浴比です。頭も体温の関係で場所によって温度が違います。そのあたりをプロは考慮し時間差や塗布量をコントロールしてダメージを極力少なく、かつ美しい仕上がりにします。これにはそれなりの専門知識と経験が必要となり、ただ塗ればいいというものではないのです。その他、髪質や先に染まっている髪に上から塗ると色の出方は変わります。カラーリングは本当は大変難しく奥の深い技術なのです。


Q) カラーをすればパサついて傷むのはどうして?

A) カラーは染料を髪の内部に入れるためキューティクルを開くのです。そのため髪のタンパク質が流れ出しやすくなるのです。また髪色を変化させるためメラニン色素を壊してしまうので、髪の内部で空洞化がおこりパサつきやすくなるのです。明るくすればするほどアルカリ剤の量も多くなるのでアルカリ性に傾きダメージも大きくなります。明るいカラーをされている方ほど傷みは大きくなります。ですから必要以上のブリーチなどは極力避けるようにしましょう。


Q) カラーをしている髪にもう一度カラーをすれば傷みますか?

A) 
カラーはすればするほど傷みます。時間をかければかけるほど、またリフトアップ(現状より明るくすること)やカラーチェンジする時はある程度の傷みは覚悟が必要です。そこでプロは専用のトリートメントなどで髪の毛を保護しながら施術をするのです。またリフトダウン(現状より暗くする時)も2剤の効力を下げたりして出来るだけ傷まないような努力をしています。


Q) 染めたときはいい色で良かったのに時間が経つとただの茶色みたいに・・・なぜ?

A) これは正直仕方がありません。カラーは髪の中に染料が入って発色しますが、シャンプーをはじめ、紫外線やドライヤーの熱、プールの塩素など日常のさまざまな要因で
キューティクルの間から染料が抜け出てしまうのです。これを「褪色」と言い、いわゆる色あせのことです。褪色を少なくするにはトリートメントなどでしっかりケアをしたり、弱酸性シャンプーを使う、透明マニキュアでコーティングなど、出来るだけダメージを与えない努力が必要です。


Q) 緑系の色にしたらすぐとれちゃいました。どうして?

A) 
実は緑や青の寒色系は色持ちが良くないのです。それは1剤・2剤が反応し染料がつながるスピードに違いがあり、分子レベルで大きさが違うからです。寒色系はすぐに大きくなり髪の外側あたりを染めやすく、外に出やすい場所にあるのです。反対に赤や紫の暖色系は、ゆっくりつながって小さいまま内部まで浸透し中で大きくなるので、外へ出難く色持ちが良いというわけです。


Q) カラーをして明るすぎたのですがどうしたらいいですか?

A) 
よほど明度が違うときは染め直さないとなんともなりませんが、少しの違いならコントロール出来ます。髪は水に濡れている時は光を透さないので暗く見えます。シャンプー後は暗い感じがするのはそのためです。逆に完全に乾いている時は光をよく透すので一番発色して見えます。これを利用してスタイリング剤を多めに付けて、ウェットタイプにしたり、濡れた感じにすれば暗く見えます。おしゃれ気分で日によってイメージを変えてみるのもいいのではないでしょうか。しかし暗すぎた時はそれ以上明るくするには染め直さない限り出来ないですね。残念!


Q) 時間が経つと色落ちするのはどうして? 防ぎ方は?

A) カラーの染料は施術直後から少しずつ自然に壊されるものなのです。したがって色味も当然失われていきます。そしてシャンプーをすることでキューティクルが開き、毛髪内部の染料が流れ出てしまいます。その他紫外線やドライヤーの熱、プールの塩素など、色々な日常の要因で染料は壊され減っていってしまいます。これを「褪色(たいしょく)」するといいます。褪色を完全に防ぐ事はなかなか難しく、少しでも色味をキープしたいならダメージを出来るだけ与えないように日常のケアを念入りにすることが重要です。サロンとしても施術時、同時に専用トリートメントをすることで髪の毛を守る努力をしています。又透明マニキュアを上からするのも効果的です。


Q) 市販のホームカラーとサロンカラーに違いはありますか?

A) 大有りです一つはカラー独特の臭いですが、市販カラーは臭いを軽減するため、臭いの少ないアルカリ剤(アンモニア水)を使用しています。そのことにより髪や皮膚に薬液が残りやすく、ダメージにつながります。ところがサロンカラーは臭いはきついのですが、反面、揮発性のアルカリ剤を使用しているため残りにくく、健康的であるといえます。
二つ目は
二剤の違いです。二剤は過酸化水素で市販カラーは6%のワンパターンしかないのに対して、サロンカラーは髪の毛の状態や、ご希望のカラーに合わせて二剤のパーセンテージを1〜6%の中から幅広く選ぶことが出来、よりクオリティーの高い仕上がりを求めることが出来ます。 
三つ目は一剤の
カラーバリエーションの豊富さでしょう。メーカーによっても様々ですが、多くの色味の中からあなたに合った色味を選べればカラーがもっと楽しくなると思います。やはりプロはプロなりで、だてではありませんね。


Q) 身体や皮膚に対する影響はありますか?

A) 大いにあります。カラー剤はかなり毒性が強く、目に入れば失明する可能性すらあるくらいです。病中、病後、妊娠中や出産後、傷や皮膚病、特異体質など身体が健康でないときはおすすめはしません。又、過去に染めて以上がなかったからといって今回も大丈夫というわけでもありません。毎回危険性はあるので安心せず充分注意する必要があります。


 パーマがなぜあたり、そして時間が経つとなぜゆるくなるのか

髪の毛は色々な結合要素を持っています。「ペプチド結合」「システィン結合」「イオン結合」「水素結合」です。パーマで重要なのは間充物質と繊維質のつながりであるシスティン結合です。パーマをあてる際二回薬液を付けますが、一回目でこのつながりを切って、繊維をまとめている間充物質をやわらかい状態に変化させます。その後二回目の薬液で、切れたシスティン結合をもう一度つなぎ形をキープします。つまり髪の毛の中身を一旦崩し、もう一度作りたい形で固め直すということでしょうか。形はパーマロッドのサイズでコントロールします。スタイルによってはヘアピンを使ったり、針金を使う事で面白いスタイルを作ることが可能です。反対にゆるくなる理由の一つは、キューティクルです。キューティクルはうろこ状につながっているのですが、パーマをあてると外側のキューティクルはひっぱられ、浮き上がり、内側は圧縮されます。髪にとってこの不自然な状態から元に戻ろうとする力が働きます。二つ目はシャンプーをするたびに、キューティクルが開きその隙間から毛髪内の薬液が抜け出していきウェーブが弱くなってしまいます。また水素結合が切れて内側の間充物質より、キューティクルの力が勝ってしまいます。シャンプーをするたびに少しずつパーマはゆるくなってしまうのです。


Q) パーマもカラーもしたいのですがどうしたらいいですか?

A) 同時にするのはおすすめしません。双方とも髪の毛内部のタンパク質を壊し、外へと流れ出てしまいます。それが大きなダメージへとつながるからです。でも「おしゃれをしたくてどうしても」というなら、まずパーマをあてて形を作り、その後最低一週間は空けてからカラーをしましょう。薬事法でも指導されています。又当然のことですが、トリートメント、紫外線対策、ドライヤーの使い方などしっかり髪の毛をいたわってあげましょう。サロンでのヘアケアは時間的な限界があるので効果がどうしても一時的に近いものになってしまいます。それに対し家でのホームケアは長時間、継続的に行えるので髪の毛に与える影響も大きく、次回の施術にも影響しますので、日ごろのお手入れがとても重要となります。美しくあるために色々な努力が必要ですが、おしゃれをしっかり楽しんでくださいね。



スキャルプケアについて

Q) フケの正体は?

A) フケとは角質の老廃物と頭皮より分泌された皮脂や汗と汚れなどの化合物です。皮脂の分泌が過剰なときは湿生フケ、分泌が不足している時は乾性フケ、とフケにも2種類あります。


乾性フケ  パラパラした乾いた細かいフケがでる
思い当たる症状 冬季、冷暖房、日焼け後 パーマ、カラー後髪が乾きやすい アルカリ性の強いシャンプー使用 アルコール分の多いトニック使用 アトピー性皮膚炎アレルギー体質 偏食、野菜ぎらい。あっさりした食事。胃腸の調子が悪い 頭皮が薄くて硬い。
頭皮の弾力がない
更年期 
女性疾患
原因 乾燥 薬剤による脱脂 アルカリによる脱脂。 アルコールによる脱脂 アトピー体質、アレルギー体質、先天的な体質 栄養不足
栄養のアンバランス
頭皮の老化 ホルモンのアンバランス
誘因 外界の乾燥。暖房やクーラー等のよる乾燥により皮膚の水分が強制的に奪われた。日光の紫外線。 パーマやカラーの薬剤は、強いアルカリのため頭皮を荒らします。髪が乾きやすい時は頭皮も乾燥している。 等電帯(PH4.5〜6.5)よりアルカリ性になると膨潤するため脱脂して、荒れやすくなった。 強いアルコールは蒸発するときに脂分や水分を取り去るため、皮膚が乾きやすくなった。 体質的に皮膚が弱く、角化の速度が速くなって、皮膚の水分量も低下しやすいため、カサカサした荒れた皮膚になっている。 胃腸の調子が悪く栄養のバランスがくずれ、ビタミンA.C.E及びタンパク質の不足。アシドーシス(酸性体質)者は頭皮が乾燥しやすくなっています。 年齢と共に皮膚は老化して硬くなり、水分を調整する働きも弱くなり、カサカサした皮膚になっている。 一般に五十台の女性は更年期障害の起こりやすい年代で、ホルモンおバランスが変化しやすく、体調の変化とともに頭皮も衰えやすく、弱くなっている。
ヘア&スキャルプケアのポイント 乾燥を防ぐような工夫をし、ヘッドクリームや保湿剤配合の養毛剤を使用します。寒風や紫外線をさける。 髪や頭皮も乾燥しやすくなっているので、ヘアートリートメントやスキャルプトリートメントを行います。 弱酸性の良質なシャンプーを少量使用し、すすぎは充分に行います。 オイル系のシャンプーで洗い、アルコール分の少ないとニックや養毛剤を使用します。 医師による体質改善をはかり、保湿剤配合の低刺激シャンプーや養毛剤を使用します。医師の指示で副腎皮質ホルモン剤を使用。 食事の改善をはかり、あっさりしたものだけでなく、油を使ったり、ビタミンA.C.Eや野菜や海草などのアルカリ性食品もとるようにします。 頭皮のマッサージで老化を防ぎ、脂質類似の脂を頭皮に補給します。胎盤エキス配合の養毛剤使用。 脱脂力の弱い、温和で良質な弱酸性のシャンプーを使い、頭皮をマッサージ。ヘッドクリームを擦り込む。女性ホルモン剤配合の養毛剤を使用します。

プロの対策 頭皮に含まれている脂質類似の脂を補給することが原則で、シャンプー剤も脱脂力の強いものを避けアルコール含有のトニック類の使用は慎むなどです。温和なシャンプー剤で、頭皮を充分にマッサージしながら洗い、タオルドライ後、ヘッドクリームを頭皮にしっかり擦り込んで、スチーマーで充分に蒸してから、軽く洗い流しておきます。ドライヤーは最小限の使用にします。





脂性フケ  べとついた大きなフケがでる
思い当たる症状 夏期、汗が多く髪がべとつく シャンプーの回数不足 不潔 ストレスが多い
睡眠不足
緊張を伴う仕事
かゆみが激しい 引っかくと頭皮が剥れて赤くなる 脂っこい食事
アルコール
たばこ 刺激物
思春期 ニキビ 髪がべとつく 抜け毛 生理不順
原因 頭皮の蒸れ お手入れ不足 精神疲労 細菌性 食事の偏食傾向
嗜好品傾向
ホルモンのアンバランス
誘因 いつも汗ばむ環境にいたり、帽子やヘルメットなどを使用して蒸れている。 シャンプーの回数が少ないと頭皮に皮脂がたまり、その他の色々な誘因が重なり合うと更にひどくなることがある。 ストレスは自律神経を不安定にし、視床下部を刺激し、脳下垂体に影響。
副腎皮質を刺激し、男性ホルモンの分泌を促進させて皮脂の分泌を増加させる。
皮脂が多くなると酵母菌やブドウ球菌などが繁殖して症状を悪化させる。
不潔なブラシ等の使用。
脂っこいもの、炭水化物(糖分)、アルコール、香辛料などの取り過ぎ。タバコの吸い過ぎ。
ビタミンB2.B6などの不足。酸性食品の取り過ぎ。
ホルモンバランスの変化しやすい年代で、男性ホルモンの刺激が過剰になって、皮脂腺が以上に発達して皮脂の分泌量が非常に多くなった。生理不順。
ヘア&スキャルプケアのポイント 汗はこまめに拭くようにし、頭皮にも風をあてるようにします。ヘルメットなどの消毒もしましょう。 皮脂や髪の状態をよく観察し、これらがべとつく前にシャンプーをしましょう。
良質な弱酸性シャンプーであれば毎日洗ってもかまいません。
ストレスや徹夜などを避け、出来るだけ規則正しい生活をすることが大切です。
休日の気分転換や自律訓練法なども行います。ビタミンCの補給も必要です。
ZTP(ジンクピリチオン)など殺菌剤配合のシャンプー剤で定期的にシャンプーマッサージを行い、常に清潔に保ち、カユミには坑ヒスタミン剤を使用します。 刺激物、嗜好品などの食品をなるべく避け合わせて胃腸の具合をよくしビタミンB2.B6.アルカリ性食品もとるようにします。 脱脂力の強い良質の酸性シャンプー剤で脂分を取るようにし、常に清潔に心がけます。皮脂の分泌を調整する女性ホルモンやビタミンB6配合の養毛剤を使用します。

プロの対策 皮脂を取り去ることが大切です。脱脂力の強いシャンプー剤でヘッドマッサージをしながらシャンプーをし、タオルドライ後頭皮用のトリートメント剤を塗りヘッドマッサージ スチーマーで充分蒸して、リンスをします。頭皮に赤みがあったり、ブツブツ、かゆみが強く、トリートメントで改善出来ない時は医師の指示を仰ぐようにします。




 お肌の寿命は28日

私たちの肌は表皮の一番下にある基底層で生まれ外側に向かって順に有棘層、顆粒層、角質層へと変化していきます。角質層は扁平で薄い角質細胞が10〜20層くらい重なり合って出来ています。基底層から分裂、移行していく時間は通常28日。その後一番外側の角質がアカやフケとなって身体から離れていくのです。つまり人間の肌は約一ヶ月サイクルで新しくなっているわけです。


Q) マッサージの効果は?

A) マッサージが気持ちいいのはもちろんのこと、お肌に刺激を与えることで血管が拡張して、血行を促進し、新陳代謝を活発にします。そして体内にたまった老廃物がどんどん排出され筋肉の疲労やこわばりがなくなって、身体を正常な状態に近づけます。精神的にも落ち着き、大きなリラックス、リフレッシュ効果をもたらします。


Q) 角質層って何?

A) 皮膚表面にあるすでに死んでしまった細胞の集まりで、これが肌をカサカサにしています。ピーリング技術でこれを取り除きお肌ツルツルがいいのですが、やりすぎるとこれもまたいけません。この層があるからこそ外部からの異物(微生物・細菌など)の侵入や紫外線などの外的刺激を防ぐことが出来るのです。いわば身体を守る鎧のようなもの。この鎧も水分が無くなるともろく崩れやすくなり、身体を守れなくなるので水分補給をしっかりしましょう。


Q) 「弱酸性」ってよく聞くけどどうして?

A) 私たちの健康なお肌は弱酸性です。これがアルカリ性に傾くと肌に細菌が繁殖しやすくなります。私たちの肌には、皮膚をなめらかにし乾燥から皮膚を守る<皮脂>と体温の上昇を防ぐ<汗>が混ざり合って、弱酸性の<皮脂膜>が作られます。この皮脂膜が肌の潤いを保ち、肌を保護してくれるわけです。


Q) 健康なお肌を保つために日常注意すべきことは?

A) お肌は夜つくられます。寝ているときに自律神経の働きで、皮膚に血液とともに栄養が充分に行き渡り、表皮細胞の分裂が行われます。もっとも活発な時間帯が午後10時から午前2時くらい。だから夜更かしはお肌に大敵です。しっかり睡眠をとりましょう。そのほか、過度の喫煙、ストレス、便秘、間違いだらけのスキンケアなどさまざまです。



  How to お肌のお手入れ


洗う   ダブルクレンジング
    ↓ 汗、汚れ、皮脂、メイクまでしっかり落とします。肌の奥の汚れまで、キメ細かなミクロの泡で落としましょう。
除く   ふきとり用化粧水
    ↓ 「角質ケア」です。老化角質を取り除き、肌再生のサイクルをスムーズにして、化粧水や乳液クリーム等の有効成分を浸透しやすくします。
整える  保護化粧水
    ↓ 保護とひきしめの効果を一つにすることで、キメを整えます。たっぷりと水分を補い、肌のPH(ペーハー)バランスを健康な弱酸性の状態へと導き、維持します。
与える  乳液&クリーム
     母乳よりも小さな微粒子で肌にしっかり浸透。肌に必要な水分・油分・栄養を与えなめらかな肌を保ち、肌表面に潤いのベールを作ります。


  How to 顔そりの仕方(男性 T字カミソリの場合)

アツアツのホットタオルでヒゲをよく蒸します
    ↓ ヒゲを軟らかくし、肌に与える刺激、抵抗を少なくします。お風呂に入った時に湯船に顔をつけるのもおもしろいと思います。ヒゲの硬い方やお肌の弱い方は専用の軟毛剤を付けて蒸してあげるとより効果的です。
専用シェービングフォームをぬって顔を剃ります
    ↓ 肌の弱い方やすぐに血が吹く方は逆剃り(毛の流れに逆らう剃り方)は控えたほがよいでしょう。あまり深剃りはせず、サッと剃る事をお勧めします。出血するのはふくろヒゲ(ヒゲがはえてくる際、少しいがんではえてくるのですが、その角度がきつく身がかぶさった状態ではえているヒゲ)の方や無理な逆剃りをした時にヒゲと一緒に身を切ってしまうから出血してしまうのです。
剃り終わったら顔をよく水洗いしてください
    ↓ シェービングフォームが顔に残っていると、後でピリついたり肌荒れの原因となります。
専用スキンミルクを顔にぬってください
カミソリで刺激を受けた肌のキメを整え、うるおいを補給し肌荒れを防ぎます。

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